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リジェネラティブ・リーダーシップの学び

「生命感覚や地球環境に根ざした個人のあり方、ビジネス・社会の仕組みを未来に残していくことができるだろうか」
この問いを、リーダーとしてどう受けとめ、実践していきますか?

リジェネラティブ・リーダーシップという、
自然の叡智から学び、システム変容をもたらすリーダーシップのあり方と実践について、2泊3日で学んで来ました。

リジェネラティブ・リーダーシップの概論を学び、
森へ入って一人で過ごしたり、内面を見つめて絵で表現したり、焚火を囲んで語り合ったりするプログラムでした。

https://www.ecologicalmemes.me/regenerativeleadership-immersion

私はインテグラル理論や成人発達理論、ティール組織などの考えかたになじんでいるため、
リジェネラティブ・リーダーシップも似たような内容なのではと参加前までは思っていました。

しかし参加してみると、考えかたよりも、感覚も含めた実体験を非常に重視したプログラムであることに気づきました。
感じたことを考える・表現する、という順序がいかに自身の気づきにつながるかを体感できる素晴らしい内容でした。

冒頭の問いに対して既に実践を積み重ねている世界のリーダーたちは、従来とは異なる考えかたをしているようです。
The Logic of Lifeという7つの基本的な考えがあります。

・生命の連続性
・変化と適応
・関係的・協働的
・多様性によるシナジー
・周期的なリズム
・エネルギーと物質の流れ
・生命システムフィールド

文字に落とすと、「そうだよね」という思考が働きますが、未開の森へ入ってみてそこに息づく生命に触れてみると、
連続性とは何か、多様な生命がいかに協働して変化と適応をしているかなどを思考ではなく、身体で感じることができました。

そして、身体で感じたことを各メンバーが言葉や絵などで表現し、共有することで得られる気づきにハッとさせられました。

リーダーには様々な形があります。
上意下達で役割や目標を決め、メンバーをコントロールするリーダーもいれば、
ビジョンなどのストーリーを語ってメンバーを鼓舞するリーダーもいます。
また、生命感覚に根差しながら組織の存在目的を探求し、
メンバーの感覚を大切にしながら協働的にシナジーを生み出そうとするリーダーもいます。

さまざまなリーダーの形を知り、自身の内面に誠実に問いかけながら、
組織で求められるリーダーのあり方や適したあり方は何かを意識しながら、
リーダーの探求を続けたいと思います。

ひろしさん、やすさん、あいみさん、素晴らしいご縁をありがとうございました。

投稿者:
山田智大

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